雪原へ向かうときに活躍するスキーバスは、利用客として乗り込むのなら大切にしたい行動を意識すると移動時間を快適に過ごせます。大人数が利用するので基本的な乗車マナーをわきまえるのは当然ですが、知らず知らずのうちに取ってしまう行動が快適さとは正反対の状況を作り出しかねません。スキーバスの中はプライベート空間でない事実を受け入れていれば、重要な行動の数々は想起できます。夜間に走行するスキーバスに乗車しているのであれば、目的地に到着するまでの間はカーテンを開けないように努めるべきです。
平野部よりも寒い場所を走り続けているので、窓ガラスと乗客の間にカーテンが存在しなければ強い冷気を感じます。自身だけではなく、他の乗客の体温を低下させてしまう可能性があるというわけです。移動中に体を冷やすことを望んでいる利用者は、あまり多くないと考えられます。雪原を滑走していないので、体温を上昇させる手段が皆無に等しいからです。
スキーバスの車内には、トイレが併設されていることがあります。山間部に入ると休憩所が少なくなるので、停車中に特有の予定を済ませるためです。乗客であれば誰が利用しても差し支えありませんが、鍵をかけ忘れないようにするべきです。スキーバスには座席間の間仕切りがありませんから、誰がトイレに入ったのか一目瞭然になります。
ところが、外の景色を楽しんでいる乗客は気付きにくいです。用事の途中であることを明確化するために、鍵をかけることが求められます。